断熱材について2

こんにちは、Nです。

今日は繊維系断熱材の中のセルロースファイバーについて書かせていただきます。

まだまだなじみがない断熱材ですが、近年では普及が進み専門の施工業者さんも数多くあります。

セルロースファイバーは天然の木質繊維で出来た断熱材で、主に古新聞をリサイクルして作られています。また、ホウ酸を混ぜて製造し、防燃・難燃化、防虫化、撥水化されています。
そして、もちをん優れた断熱性能を有しています。





特徴は以下のとおりです。

・調湿性がある
湿度が高くなると内部に湿気を蓄え、湿度が低くなると湿気を放出する性質があります。吸放湿性が高いので、断熱材の大敵の内部結露を防止し、また湿度を適度に保ってくれます。

・自然素材
原料は主にリサイクルの古紙ですので元々は木が原料の自然素材です。また、再生資源を使用しているので環境に優しい物です。

・隙間なく施行できる
断熱材の施工時の隙間は断熱性能を低下させる原因になるのですが、セルロースファイバーは吹付け、吹込み施行になりますので、凹凸がある部分にも隙間なく施行することができます。
隙間なく施行ができるので、施行後は配線等も断熱材の中に入ってしまいますのでリフォーム時等やり変えには注意が必要になります。

・防虫効果がある
原料の中のホウ酸は防虫性がありシロアリ、ダニ、ゴキブリ等害虫を寄せ付けない効果があります。

・吸音性がある
防音工事でも使用される事があり優れた吸音性能があります。

・価格が高い
製品自体の価格に加え、施行に手間がかかりますので価格は高くなります。


自然素材で環境に優しくしっかりと施行すれば非常に優れた断熱性能を発揮します。
参考にしていただければと思います。