【 無垢材と集成材について 】
こんにちは 足立です。
今回は無垢材と集成材についてお話したいと思います。
無垢材とは自然の木そのもので、強度や防火性能、断熱保温性、吸音効果、調湿能力
など優れた特性を持っています。
集成材とは厚さ2〜3センチの乾燥した板を、接着剤で貼り合わせて作る工場生産品
でエンジニアリングウッド(EW),工業化木材、科学の木、木より強い木等と言わ
れています。
集成材でも、造作用集成材と構造用集成材に分類されます。
無垢材、集成材それぞれ長所、短所があり、好みの問題もあり、どちらが良い、悪い
とは、一概に言えません。
無垢材には自然素材の良さがありますが、次のような問題点があります。
十分乾燥した木を使わないと、収縮、割れ、反り、ねじれなどの狂いが出ます。
木は多くの水分を含んでおり、伐採時で50〜60%もの水分を含んでいます。
構造材として使う為には、しっかり乾燥させたものを使う必要があります。
価格も高めですが、最近ではコスト面でも比較的おさえたものもあります。
使っていくうちに出てくる経年劣化的美しさも魅力的な要因の1つです。
集成材には次のような特徴があります。
集成材の加工技術は、1893年ドイツで開発され、日本では1951年に東京四谷の森林記
念館で使用したものが、本格的な構造用集成材の使用開始とされています。
その後、集成材の品質の安定性が評価され、使いやすいこともあって年々占有率は増
加しています。
集成材の原料となる板は、天然乾燥と人工乾燥でよく乾燥させ含水率15%以下にし
て、木材特有の大節、割れ、腐れなどを取り除いているので、集成材の割れ、反り、
ネジレなどがほとんどありません、
無垢材に比べ強度、品質が安定しているので、強度性能が工学的に保証されていま
す。
無垢材では作りにくい大きな断面のものや非常に長いものが作れます。
湾曲材が容易に作れるのも魅力的な部分です。
住まいづくりを考えている方は、いろんな角度から考える必要がありますね。
アイデン企画では、いろんなかたちから提案させていただきますので
お気軽にご相談下さい。
それではまた。